1890年代以前には、広告代理店には広告の制作を専門とする従業員は誰もいなかったそうです。
当時成長期にあったデパートは、コピーライティングの仕事が必要であったにもかかわらず、広告代理店はこのサービスを提供できなかったばかりでなく、多額の広告予算を持つデパートは代理店の世話にならず、新聞社から直接、大量のスペースを買いこんでいました。
1899年にはニューヨークとシカゴの大デパート20社は、年間に178万ドルの広告費を使っていたといわれます。
また当時最大のデパート、フィラデルフィアのワナメーカーは、年間30万ドル以上を広告費に支出していました。
広告主としてはもちろんアメリカでもトップでした。
1876年、建国百年記念博がフィラデルフィア市で開催されるのを当てこんで、巨大な新しい店を開いたワナメーカーは、大成功を収めていました。