牛肉を食べはじめたインド人たちのお話です。
初めてインドを訪れた人は、街中に牛がたむろしていることに驚かされます。
通りの真ん中に牛がゆうゆうと寝そべっていても、誰も追い払おうとはしません。
それは、インド人の大多数が信者のヒンズー教では、牛がシバ神の乗り物になっていること、またクリシュナ神が雄牛を敬うことを説いていることによるものです。
また、憲法にも、「国は牛、その他搾乳用家畜の屠殺を禁止する処置を講ずるべきだ」(第四八条)と規定されています。
こうしたことから、つい最近まで牛肉を食べようとするインド人は、ほとんどいませんでした。
ところが、こうした伝統的な食習慣は、若い人たちを中心に、どんどん変わってきています。