憲法に前述したような規定はあるものの、実際上の法の運用は各州に任せているため、州によっては、牛肉の屠殺や売買を黙認したり、公認しているところがあるのです。
例えば、最近、ニューデリーの一流ホテルでは、牛肉の売買が認められている西ベンガル州カルカッタ産の牛肉を大々的に売り出しました。
公認されていない地区でも、もぐりの屠殺業者が各家庭をまわって牛肉を売り歩いていますが、かなりの需要があるそうです。
また、若者たちに人気のある外資系のハンバーガー・ショップでは、宗教を気にして「宕肉百パーセント」をうたっていますが、実際には安い水牛の肉を使っているところが多いといいます。
この分では、世界一の頭数を誇るインドの牛たちも、のんびりしていられなくなりそうです。